別れの向こう/約束の大地
全く触れてなかったがSDガンダムGジェネレーションシリーズのファンだ。
中でもDSは人生で1番プレイしたゲームだ。
何度も大好きなカミーユを破壊と再生の権化としたし、崩壊ENDもさせた。
怪作であり神ゲーだ。
最新作のクロスレイズもプレイした。
誤字脱字は気になるし、微妙な展開改変もあるし、カットイン多くて固有撃破ムービー邪魔でも、概ね満足にオールクリアした。
クロスレイズを話したからには、触れねばならないだろう、平成最後の花火に。
椎名林檎もびっくりする生き様の物語。
閃光少年こと、「鉄血のオルフェンズ」
恥ずかしながらクロスレイズプレイ後にアニメ全部みた、U-NEXT様様だ。
アニメはストリーミング中めっちゃ止まってストレス溜まるが、見放題には勝てなかった。
感想としてはシンプルだ。
散るべくして散った命の物語。
ガランモッサが言った
「マトモな奴から死んでいく」、真理だ。
"惜しい"人しか失くさないのだ。
"大切"なものしか失わないと気づけないのだ。
少年たちはマトモだがマトモじゃない。
ただ、彼らにはこれしか出来ない。
他に手段を持たなかっただけだ。
だからこそ、手段を探したタカキやザックは生き残ったし、彼らなりに幸せを見つけている。
そして、だからこそ三日月はもちろん、明弘やシノ、オルガなど稀代のヒーローは死んだ。
物事は綺麗事では語れない、主人公の鉄華団の面々は綺麗じゃないし汚れ仕事屋だったとしても、ラスタルエリオンは正しかった。
正しさを貫いてマトモじゃなく映り(生き)残った。彼は戦後を見通し、世の平定を求めた確かな結果だ。
イオクが死んだのは正直誤算だ、マトモな人間臭さを持つキャラクターで、とても僕のようなゆとり世代に近い考え方や行動をとる。
周りからはこんなにもイタく映るし、鏡を見てるようで嫌になるものだ。
言ってしまえばマトモだから死んだのだけど。
劇中マトモを貫いたキャラで死んでないメインキャラは他にもいる、前述のタカキやザックはそうだ。もっとネームドがいる。
1話から登場し、主人公サイドで唯一と言っていい程、当初からの目標を叶えたキャラだ。
オルフェンズは、彼女が多数の尸を超え、革命の乙女と成す物語であったとも言える。
2期では空気だね。という友人の意見も聞いたが個人的には単純に恋する乙女になっただけとも思った。それ故に血生臭い鉄華団とは絡みづらく、フォーカスされにくくなっただけだ。
いろいろぐだぐだ述べたけど
最高に面白い作品であったのは確かだ。
彼ら鉄華団に生きてて欲しかったのも確か。
彼らは散るべくして散ったが、もう一つの真理を最後に教えてくれた。
"暁"だ。「明けない夜は無い」事を。
辛いことのない人は無いが、自分のツキを信じて夜が明けるまで走り続けたい。
止まらず、に。