きっと響かない

専門学校を出たくせに高等教育機関を出たかのように振る舞う元高専生のブログ。理系でコミュ障でオタクという役満な人生とは是如何に。

好きなものの話

「君が好きだと叫びたい」

こんな直球な欲求を歌った

ポップスが流行った平" 成" は" 終" わ" っ" た" (叫び"たい")

※ほんとは2019年3月に下書きにしてたが

トリップムービーを見ていて寝過ごした。

 

歌っていたバンドは解散してしまったし

再結成の話はない。

ZYYGは再結成したけど(惜しい)。

僕はBAADの話をするためにこの書き出しをしたわけではない。

 

君達を好きだと叫んだ話

 

 

Wake Up, Girls!

略してWUG(わぐ)

アイドル戦国時代の昨今、

彗星の如く現れ輝き、

儚くも彗星の如く

解散してしまったアイドルグループ。

 

彼女達は震災で

大きな被害を受けた

東北のアイドルグループで

仙台を拠点に活動している、とされてきた。

 

 

仙台…それは政宗公のお膝元だ。

夜な夜なパーティが

繰り広げられているに違いない。

婆娑羅的な意味で。

 

 

わぐってなんだ…

振り向かないことさー

 

ってくらい思い出すと涙が出てくる。

振り返るのは辛い。

 

 

 

思い返せば2011年、忘れもしない震災の年。

僕はダブルチーズバーガー

食べながら被災した。

中学の卒業式の2日後だった。

家に帰ってつけたテレビに

映ってた津波の映像は、

まるでオセアニアかどっかの映像に感じた。

 

 

あんな大きな津波

日本を襲うなんて考えもしなかった。

 

人の造り上げた生活の基盤を、

当たり前の日常を、

そこに生きづく生命までも、

 

容赦なく波は攫っていった。

 

自然はいつだって正直だ、忖度なんてない。

真っ直ぐ僕らに牙を剥く、

無邪気なまでに、天の御心ままに。

 

同じ国で起こった、遠くない場所

(当時、僕はローズキャッスルに住んでいた)

での悲しすぎる現実に、

僕はしばらく実感がわかなかった。

 

またWUGの彼女達も被災者の一人であり、

辛いことや悲しいことを一緒に経験してきた。

 

人はいつだって自分勝手だから、

辛いことや苦しいこと、

悲しいことは自分が一番辛いと

感じる生き物なのはしょうがない。

 

でも稀に被害者意識だけを

増長したような人もいる、

そんな人達と僕しかり"ふつーの人"は

衝突してしまう事がある。

 

収拾つかないし、

どっちにしたって哀しいだけ。

諍い、争い。全くもって頭悪い。

やる気がなくなってしまう。

 

そんな僕らの気持ちを鎮めるように、

慰めるように、

奮い立たせるように、

歌う彼女達が好きだった。

 

ステージの上に立つ彼女達は、

幼くて儚くて

なんだか身近に感じる存在だった。

 

そんな彼女達の旅立ちを僕は、僕らは、

「最高だぁ〜」

と笑い、泣き、叫び、見送った。

 

ステージの天使達…いつの日にか、

いつもいつまでも、

何度でも輝いていて欲しい。

 

そんな姿を一番前で見たい。

 

 

あの日からだいぶ時が過ぎて

あの土地(婆娑羅的なあの街)に移り住んだ。

僕は今日も地下鉄に乗る。

一番前の風景を見るために

go around on the subway!

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